事業承継はBCP(事業継続計画)におけるリスク要因
日本には100年以上の歴史を誇る会社がおよそ5万社はあるという調査結果があります。(帝国データ調べ)100年も事業が継続する間には、必ず世代交代があったはずであり、それぞれの会社が事業を継続するためにその経営者を円滑に承継できたからこそ、長い歴史を誇る会社となったはずです。しかし、なかには親子の間で意見が対立したり、あるいは後継者争いで兄弟間や親族間で係争が起こったりして、事業を円滑に承継できなかったケースも少なからずあるのではないでしょうか。ファミリービジネスの発展と事業承継においては、この親族間の争いを可能な限り狭小化してファミリー全体のガバナンスをしっかり組み立てることで、事業が承継できなくなるリスクを回避することが重要になります。そのために何が必要かと言われれば、ファミリーの関係者全員が納得する事業承継計画が策定されており、かつファミリーの事業継続のためのルールが決められて、それを守るファミリーガバナンスが確立されていることが求められます。私どもでは、そのような仕組みを作る支援業務を行っています。(桐)