当研究所が考えるファミリービジネスとは、右の図のように家業(ビジネス)をファミリー(親族)と株主が支える仕組み(システム)として機能している企業のことを言います。

この図のことをスリーサークルモデルとか3円モデルと呼びますが、ファミリービジネスを構成する3つの要素が相互に影響しながらひとつのシステムとして円滑に運営されていることが重要です。

この3円モデルの中心に居るのが大株主であり、親族の長老であり、会社の社長といういわゆるオーナー社長ということです。この地位をいかに円滑に次世代に継承できるかがファミリービジネスにおける事業承継の課題ということになります。